新選組の屯所【八木邸】!見どころは刀傷?京都で歴史を感じよう!

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京都市中京区壬生に、現在も残っている「八木邸」。

幕末に活躍した新選組が暮らしていたこともあり、歴史好きな方から絶大な人気を誇る観光スポットです。
実はかなり古い歴史を持っており、京都市指定有形文化財にも指定されています。

今回の記事では、

  • 八木邸と新選組の歴史
  • 八木邸の見どころ
  • 実際に行った方の感想

などを紹介していきます。

歴史の息吹を感じる八木邸を、ぜひ楽しんでみてください!

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八木邸とは?

新選組ファンの間では「八木邸」と言い習わされていますが、正式な名称は「新選組発祥の地 壬生屯所旧跡 八木家」です。

どんな歴史を持っているのか、また新選組と八木邸の関わりについて解説していきます。

八木邸の歴史

八木邸で暮らしていたのは、但馬の国(兵庫県養父郡朝倉の庄)に祖を発する八木家の血脈の人たちです。鎌倉時代に活躍した八木安高がその始祖であり、古い歴史を持っていることがわかります。

この八木家が京都・壬生村に居を構えたのは天正年間のこと。

江戸時代には十家程の郷士と共に村の経営や壬生狂言に携わり、代々村の行司役も勤めていました。

京都守護職や所司代とも深い関わりがあったため、のちに新選組の屯所として使われることになったのです。

現在は京都市指定有形文化財に指定され、多くの観光客が訪れる観光スポットとなっています。

また八木家は現在も存続しており「御菓子司“京都鶴屋」として和菓子の販売をしています。八木邸に行ったついでに購入することもできますよ。

八木邸と新選組

幕末に活躍した新選組は、その拠点を何度か移しています。

八木邸は、新選組が最初に暮らした場所
新選組隊士たちも思い入れがあったようで、拠点を移した後もたびたび訪れていたという話が残っています。

新選組が八木邸にやってきたのは、文久3年(1863年)のこと。
当時はまだ「新選組」という名もなく、将軍を警護するために集まった200名余りの浪士たちのうち、近藤勇ら数名がここを宿としたのです。

元治2年(1865年)に西本願寺に拠点を移すまでの間、新選組の隊士たちは八木邸で暮らしました。

芹沢鴨の暗殺池田屋事件は、この八木邸を拠点としている際に起こったもの。
新選組ファンならば、一度は行ってみたいスポットとなっています。

八木邸の詳細情報

八木邸の営業時間や拝観料、アクセス情報を以下にまとめました。

開館日・営業時間

開館日不定休
営業時間9:00〜17:00
※最終受付は16:00

不定休のため、行く前に営業しているか確認したほうがいいでしょう。
また、新型コロナウイルスの影響で営業時間が変わる可能性もあるとのこと。

問い合わせはこちらの電話番号まで!
075-841-0751(京都鶴屋鶴寿庵)

拝観料

大人
(ガイド・抹茶・屯所餅付き)
1,100円(税込)
中高生
(ガイド・抹茶・屯所餅付き)
1,100円(税込)
中高生
(見学のみ)
600円(税込)
小人
(ガイド・抹茶・屯所餅付き)
800円(税込)
小人
(見学のみ)
300円(税込)

新選組の逸話を聞けるガイド付きがおすすめです。

また屯所餅は、現在和菓子屋である八木家で製造しているもの。
ぜひ味わってみてください。

アクセス

住所〒604-8821
京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町24
アクセス・阪急電鉄「大宮駅」、京福電鉄「四条大宮駅」より徒歩10分
・京都市バス「壬生寺道バス停」より徒歩1分

八木邸のすぐそばには、新選組にゆかりのある「前川邸」や「壬生寺」もあります。
辺りを歩き回ってみるのも、隊士たちと同じ道を歩いていると思えて楽しいですよ!

関連記事:【京都】新選組のおすすめ観光スポット8選!実際に行った感想も!

八木邸の見どころ

八木邸は見どころが満載!
実際に私が行ったときに撮影した写真を交えて紹介します。

写真撮影可!歴史を感じる【門】

誠の旗が掲げられた門。
まさに「新選組の屯所」という感じがしますね!
土方歳三や沖田総司が、毎日のようにこの門を通り過ぎていたのだ、と思うと感慨深いです。

門の先は写真撮影不可なので、ここで記念撮影しちゃいましょう。

芹沢鴨暗殺の痕!生々しい【刀傷】

八木邸は、新選組局長の一人であった「芹沢鴨」暗殺事件の現場でもあります。

押借りや狼藉が目に余るようになった芹沢鴨。
土方歳三らは、その暗殺をたくらみます。

文久3年(1863年)9月の半ば、その日は雨が降っていたそうです。

京都の花街である島原の角屋でしこたま酒を飲み、酩酊した芹沢は八木邸に戻って愛人のお梅とともに眠っていました。

そこへ、土方ら数名が襲いかかります。

怪我を負いながらも、芹沢は隣の6畳間へ逃げ込もうとしますが、入口付近に置いてあった文机につまずき、とうとう絶命しました。

その乱闘の際に付いた傷が、今でも残っているのです。

見学後はちょっと一息!【屯所餅とお抹茶】

ひと通りガイドをしてもらった後は、お隣の京都鶴屋 鶴寿庵さんで屯所餅とお抹茶をいただきましょう。こちらは、八木家のご子孫が経営している歴史ある和菓子屋さん。

京野菜である壬生菜を刻み入れたお餅は、とってもおいしかったです。

お土産として買うこともできるので、ゆっくり見てみてくださいね!

八木邸に行った方の感想

実際に八木邸に行った方の感想を紹介します。

やはり、ガイドさんのお話が人気なようですね。

ちなみにわたくし、八木邸には3回ほど行ったことがあります。
ガイドさんが変わるとまた違うお話が聞けるので、何度行っても飽きないです!

新選組隊士の気分を味わいたい! と思い、京都御所から徒歩で行ってみたことも。
(40分ほどかかりましたので、歩くのが得意な人にだけおすすめします……)

新選組隊士たちが生きていた空間を、ぜひ肌で感じてみてください!

八木邸にお得に行く方法とは?

車で行く場合の駐車場はどうしたらいい?

八木邸には6台分の有料駐車場がありますが、駐車できるかわからないのは不安ですよね。
そんな方には、【akippa(あきっぱ!)】 がおすすめ!

  • 全国の空きスペースが駐車場として登録されており、目的地に近い駐車場がすぐに見つかる
  • 空きスペースを活用しているから、通常のコインパーキングよりお得な料金で利用できる
  • 最大30日前から、1日単位や15分単位で駐車場を簡単に予約できる

事前に駐車場の用意をしておいて、心置きなく八木邸を楽しみましょう!

遠方から行くなら宿泊するのがおすすめ!

八木邸に遠方から行くなら、宿泊したいですよね。
そんな方には、楽天トラベルがおすすめ!

  • 宿泊予約・航空券予約がネットで簡単にできる
  • 割引クーポンが使える
  • 楽天会員はポイントが貯まる

京都には、八木邸以外にも新選組の史跡がたくさんあります。
ぜひゆっくりと堪能してみてくださいね!

まとめ

今回の記事では、八木邸の歴史や見どころ、実際に行った方の感想などを紹介しました。

新選組局長・芹沢鴨暗殺の際にできた刀傷が見れる八木邸。
隊士たちが暮らしていたまさにその場に行けるなんて、感慨深いですよね。

八木邸の他にも、京都には新選組ゆかりの史跡が数多く残されています。

ぜひゆっくり時間を取って、その歴史を肌で感じてみてください!

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