京都旅行で「新選組」の歴史を体験したいと思いませんか?
この記事では、実際に私が訪れた、新選組に関連する魅力的な観光スポット8選をご紹介します。各スポットの見どころや感じたことを詳しく解説するため、あなたの京都旅行がより深いものになること間違いなしです。
歴史を感じながら、新選組の足跡を辿る旅に出かけましょう。
新選組最初の屯所【八木邸】
八木邸は、新選組が京都に足を踏み入れた際に最初に使用した屯所であり、文久3年(1863年)には近藤勇をはじめとする数名の浪士たちがここに集まりました。
当時、彼らはまだ「新選組」として正式に名乗る前の段階で、将軍の警護が主な目的でした。この地は、新選組にとって初めての本拠地として、多くの重要な歴史的事件が発生した場所でもあります。ここで芹沢鴨の暗殺や池田屋事件など、幕末の動乱を象徴する事件が起こりました。
また、八木邸は隊士たちにとって特別な場所であり、拠点を移した後も何度も訪れるほど愛着を持っていたと伝えられています。
私自身、この場所を訪れた経験が数回あり、訪問するたびに異なるガイドから新たな話を聞くことができ、その魅力に引き込まれます。新選組の歴史を深く感じることができる八木邸は、京都訪問の際には必見のスポットです。
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定休日 | 不定休 |
営業時間 | 9:00〜17:00 ※最終受付は16:00 |
住所 | 〒604-8821 京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町24 |
アクセス | ・阪急電鉄「大宮駅」、京福電鉄「四条大宮駅」より徒歩10分 ・京都市バス「壬生寺道バス停」より徒歩1分 |
新選組隊士も祀られている【壬生寺】
壬生寺への訪問は、幕末の歴史に触れるとても貴重な体験でした。
この寺はかつて新選組によって兵法練習場として利用されており、沖田総司や近藤勇を含む多くの隊員がここで剣術や大砲の訓練を行っていたというエピソードが今に伝わっています。
特に、境内の東側にある池の中の小島に位置する「壬生塚」には、新選組隊士11名が祀られており、近藤勇の胸像や彼らの勇気ある行いを偲ぶ遺髪塔が設置されています。この地を訪れると、新選組の局長や芹沢鴨、平山五郎など暗殺された隊士たちの墓も見ることができ、深い感慨に浸ることができます。
2023年7月に建立された土方歳三の像も新たな注目点で、新選組ファンならずとも歴史を感じることができる素晴らしい場所です。壬生寺は新選組の歴史を学び、感じるには欠かせないスポットと言えるでしょう。
関連記事:新選組ゆかりの【壬生寺】見どころやアクセス、実際に行ってきた感想も!
定休日 | なし |
営業時間 | 9:00~17:00 |
住所 | 〒604-8821 京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町31 |
アクセス | ・京都市バス「壬生寺道」より徒歩約3分 ・阪急電車「大宮」より徒歩約10分 ・嵐電(京福電車)「四条大宮」より徒歩約10分 ・JR(嵯峨野線)「丹波口」より徒歩約12分 |
新選組の刀傷が見られる【角屋もてなしの文化美術館】
角屋もてなしの文化美術館は、江戸時代から続く歴史ある建物で、長い間、その文化を守り続けてきた場所です。
角屋もてなしの文化美術館は、かつての島原の揚屋建築をそのまま残す歴史ある場所で、1952年に国の重要文化財として認定されました。揚屋とは現代でいう料理屋や料亭に相当し、その大きな座敷や庭への面影、広い台所などが特徴的です。1952年にはその歴史的価値が認められ、国の重要文化財に指定されました。
新選組との繋がりも非常に深く、初代筆頭局長である芹沢鴨が訪れたことでも知られています。彼の最後の晩餐が催されたとされるこの場所では、入口近くに今も彼の刀傷が残るなど、新選組の激動の歴史を物語る証拠が随所に残されています。
訪れた際には、その刀傷を目の当たりにすることができ、幕末の気配を色濃く感じることができました。新選組や幕末の歴史に興味がある方にとって、角屋もてなしの文化美術館は訪れる価値のある場所です。
関連記事:【角屋もてなしの文化美術館】見どころやアクセス、実際に行ってきた感想も!
定休日 | 毎週月曜日 (祝日の場合は開館、翌日が休館) 12月16日~3月14日 7月19日~9月14日 |
営業時間 | 10:00~16:00 |
住所 | 〒600-8828 京都府京都市下京区西新屋敷揚屋町32 |
アクセス | ・JR「丹波口」「梅小路京都西」より徒歩約7分 ・市バス「七条壬生川」または「島原口」より徒歩約10分 |
新選組の屯所にもなった【西本願寺】
西本願寺の訪問は、新選組の歴史に深く触れる体験でした。
1865年、新選組は屯所を壬生からこの寺へ移し、広大な境内を本陣として活用しました。北集会所や太鼓楼などが新選組の活動拠点として利用されたことが記録されています。彼らはここで実弾射撃訓練や大砲の試射を行い、さらには食料確保のために豚を飼育するなど、多岐にわたる活動を展開していました。
しかし、これらの活動が西本願寺の日常に多大な影響を与えたことも事実です。新選組は最終的に2年後に屯所を不動堂村へ移転しましたが、その費用は西本願寺が負担したとされています。
その後、新選組の二番隊伍長だった島田魁は、本願寺で夜間警備員として働き、その生涯を終えるまで、新選組との縁を大切にしていました。この歴史的背景を知ると、訪問時に感じる場所の重みが一層深まります。
新選組の足跡を辿り、その歴史を実感するには欠かせない場所、それが西本願寺です。
関連記事:新選組の屯所【西本願寺】の見どころは?駐車場や実際に行った感想も!
定休日 | なし |
営業時間 | 5:30〜17:00 |
住所 | 〒600-8501 京都府京都市下京区堀川通花屋町下る本願寺門前町 |
アクセス | ・JR・近鉄 京都駅より 京都駅 市バス『京都駅前』より9番,28番,75番(西賀茂車庫行など)に乗車、『西本願寺前』で下車。 京阪バス『京都駅八条口』より311番、312番に乗車、『西本願寺』で下車。 ・阪急電車利用の場合 河原町駅 市バス『四条河原町』より207番に乗車、『島原口』で下車。 大宮駅 市バス『四条大宮』より18番,71番,206番,207番に乗車、『島原口』で下車。 ・京阪電車・七条駅より 七条駅 市バス『七条京阪前』より206番、208番に乗車、『七条堀川』で下車。 ※公式サイトから引用 |
数多くの新選組隊士が埋葬された【光縁寺】
光縁寺を訪れると、その静寂と厳粛な雰囲気が感じられます。
この寺はかつての新選組屯所である八木邸や前川邸の近くにあり、新選組の隊士たちが多く眠る場所として知られています。特に、寺の門前にはかつて新選組の馬小屋があったため、隊士たちが頻繁にこの地を訪れており、住職と隊士たちとの間に深い親交が生まれたと言われています。
光縁寺には、新選組副隊長であった山南敬介の墓があり、彼の墓石はこの地に訪れる人々に深い敬意を感じさせます。また「真明院照譽貞相大姉」と刻まれた墓石もあり、「沖田氏縁者」と記されていることから沖田総司の縁者とされる女性の墓としても注目されています。この女性が沖田の恋人または内縁の妻である可能性が指摘されていますが、その真実は今も明らかにされていません。
光縁寺は見物や見学は許可されていないため、訪れる際は敬虔な心持ちでお墓参りをすることが求められます。この場所は新選組の歴史を感じ、彼らに思いを馳せるための貴重な場所です。
関連記事:新選組ゆかりの【光縁寺】見どころやアクセス、実際に行ってきた感想も!
定休日 | なし |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
住所 | 〒600-8389 京都府京都市下京区綾小路通大宮西入四条大宮町35 |
アクセス | 京都市バス「四条大宮駅」より徒歩約3分 |
幕末・明治の専門博物館【霊山歴史館】
霊山歴史館の訪問は、日本の幕末・明治維新の激動の歴史を学べる貴重な体験でした。
この博物館は1970年に京都で開館し、幕末の政治中心地としての役割を果たしたこの地の歴史を詳細に紹介しています。博物館内には、坂本龍馬、中岡慎太郎、西郷隆盛といった倒幕志士たちの遺品が展示されている一方で、新選組や徳川慶喜、松平容保など幕府側の人物に関する資料も豊富に取り揃えられています。
特に印象的だったのは、新選組に関連する刀剣の展示で、「龍馬を切った刀」や「土方歳三の所用刀・大和守源秀國」、「近藤勇の所用刀・阿州吉川六郎源祐芳」など、歴史的価値の高い刀剣を間近で見ることができました。これらの刀剣は、館内で写真撮影が許可されている唯一の展示品であり、その写真を持ち帰ることができるのは非常に特別なことです。
霊山歴史館は、幕末維新を愛するすべての人にとって、必見のスポットです。
関連記事:【霊山歴史館】見どころやアクセス、実際に行ってきた感想も!
定休日 | 毎週月曜日(祝日の場合は翌日) 展示替え日 年末年始 |
営業時間 | 10:00~17:30 ※入館は17:00まで ※時期によって変更あり |
住所 | 〒605-0861 京都府京都市東山区清閑寺霊山町1 |
アクセス | ・京都市バス「東山安井」または「清水道」より徒歩約7分 ・京阪電車「祇園四条駅」より徒歩約20分 ・阪急電車「京都河原町駅」より徒歩約25分 |
近藤勇直筆の書が見られる【輪違屋】
輪違屋を訪れると、幕末の歴史の息吹を直に感じることができます。
この場所は元禄年間に創業した、京都島原に根ざす伝統的な置屋で、現在も御茶屋として営業を続けています。かつては多くの芸妓が活動していましたが、今では主に太夫の育成や宴会の場として利用されています。
一般の見学は受け入れておらず、「観覧謝絶」という札が掲げられているため、内部を見る機会は限られていますが、訪れることができれば非常に貴重な体験となるでしょう。
特に注目すべきは、新選組の隊長であった近藤勇の直筆による書が展示されていることです。これは他のお茶屋で手に入れたものが後に輪違屋に持ち込まれたものとされています。この書は新選組や近藤勇に関心がある方にとって、見逃せない貴重な展示品です。
輪違屋の重厚な歴史とともに、新選組の足跡を辿る旅は、深い感動とともに長く記憶に残ることでしょう。
関連記事:新選組ゆかりの【輪違屋】は見学できる?見どころや実際に行った感想も!
住所 | 〒600-8825 京都府京都市下京区西新屋敷中之町114 |
アクセス | JR「丹波口駅」より徒歩約4分 JR「梅小路京都西駅」より徒歩約7分 |
※通常は見学不可。不定期の特別公開時のみ見学可能。置屋としての利用は一見さんお断り。
新選組発祥の地【新徳寺】
新徳寺を訪れることは、新選組の歴史に触れる特別な体験です。
この寺は新選組の誕生に関わる重要な場所として知られ、清河八郎が浪士組のリーダーとして「尊王攘夷」の理念をここで説いた地です。彼の演説後、多くの浪士が江戸に戻る選択をしましたが、近藤勇をはじめとする一部のメンバーは京都に残り、幕府の権力を支持する新しい組織として新選組を形成しました。
新徳寺は通常は非公開ですが、新選組誕生160周年を記念して、期間限定で公開されたことがあります。この寺を訪れると、新選組の始まりの瞬間に立ち会うような感覚に包まれます。
次回の公開時はいつになるかわかりませんが、情報を見逃さず、訪問できる機会を持つことをおすすめします。新選組の歴史に触れることができる貴重な場所であり、その重厚な歴史を感じるにはうってつけのスポットです。
関連記事:【新徳寺】内部初公開!新選組ゆかりのお寺に行ってきた
住所 | 〒604-8811 京都府京都市中京区壬生賀陽御所町48 |
アクセス | ・阪急電鉄京都線「大宮駅」より徒歩約7分 ・嵐電(京福電鉄)嵐山線「四条大宮駅」より徒歩約7分 ・京都市バス「壬生寺道」より徒歩約3分 |
※通常内部は非公開
京都での新選組巡りをお得にする方法とは?
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京都には、新選組の史跡がたくさんあります。
ぜひゆっくりと堪能してみてくださいね!
まとめ
京都には新選組の足跡をたどることができる多くの歴史的なスポットがあります。
八木邸や壬生寺、光縁寺など、各場所には独自の物語が息づいており、訪れるたびに幕末の雰囲気を深く感じることができます。霊山歴史館や輪違屋での貴重な展示品は、当時の生活や文化を今に伝えています。新徳寺のように、通常は非公開の場所もあり、新選組の歴史に興味がある方には特におすすめです。
これらのスポットを訪れることで、新選組の魅力をより深く知ることができるでしょう。