新選組ゆかりの【輪違屋】は見学できる?見どころや実際に行った感想も!

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歴史好きなら一度は訪れたい、新選組ゆかりの地「輪違屋」。

でも、実際に見学できるのでしょうか? 本記事では、輪違屋の見学情報とその魅力を余すことなくお届けします。また、実際に足を運んだ筆者の生の感想を通じて、あなたが訪れたときのイメージが膨らむこと間違いなし。

歴史の息吹を感じる輪違屋の隅々まで探訪し、新選組ファンとしての知識も深めましょう。

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輪違屋とは?

輪違屋

輪違屋は、京都の有名な島原に位置する歴史的な置屋であり、現在も運営が続けられています。

本来「置屋」とは、太夫や芸妓を抱える施設のことを指し、これが現代では特定のお茶屋として機能しています。輪違屋は特に独自の歴史と文化を持ち、一般の観光客の入場を制限(一見さんお断り)しています。

輪違屋の歴史

輪違屋は京都の古き良き花街、島原に根ざす、元禄年間(1688~1704年)に創業した伝統ある置屋です。

この建物は、安政4年(1857年)に再建され、明治4年(1871年)には改修が施されてほぼ現在の姿に整えられました。置屋は、太夫や芸妓を擁する施設で、輪違屋は現在も置屋兼御茶屋として営業を続けています。

かつては多くの芸妓を抱えていましたが、今日では主に太夫の育成と宴会の場として利用されています。一般の見学は受け入れておらず、「観覧謝絶」と書かれた札が掲げられていることからも、その特別な位置づけがうかがえます。

輪違屋と新選組

輪違屋の天神(芸妓)糸里は、新選組の副長である芹沢鴨の側近、平間重助のお気に入りとされています。

子母澤寛の『新選組遺聞』によると、文久3年(1863年)に芹沢鴨が暗殺された際、糸里は現場に居合わせながらも逃げ延びたとされています。

ただし、糸里という芸妓が輪違屋にいたという明確な記録は存在せず、また輪違屋という名前が使われ始めたのは明治5年からで、それ以前は「養花楼」と呼ばれていました。糸里に関する正確な記録は残っていないため、これらの話はフィクションの可能性が高いとされています。

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輪違屋の詳細情報

輪違屋の営業時間や拝観料、アクセス情報を以下にまとめました。

開館日・営業時間

通常は見学不可。不定期の特別公開時のみ見学可能。置屋としての利用は一見さんお断り。

入場料

大人800円
小学生400円

※2023年の特別公開時の料金
※通常は見学不可

アクセス

住所〒600-8825 京都府京都市下京区西新屋敷中之町114
アクセスJR「丹波口駅」より徒歩約4分
JR「梅小路京都西駅」より徒歩約7分

輪違屋の見どころ

実際に行った際の写真も交えて、輪違屋の見どころを3つご紹介します。

新選組好き必見!【近藤勇の書】

輪違屋 近藤勇の書

輪違屋には、新選組の隊長・近藤勇の直筆による書が展示されています。

この屏風は一階の部屋に設置されており、幕末の情緒を色濃く感じさせる貴重なアイテムです。当時の輪違屋は「置屋」であり、近藤勇自身が輪違屋を訪れたわけではないようです。他のお茶屋で手に入れたものが後に輪違屋に持ち込まれたとされています。

この書は、歴史愛好家や新選組ファンにとって見逃せない展示品で、幕末の歴史を身近に感じることができる特別な存在です。

和傘を使った障子の【傘の間】

輪違屋の二階にある「傘の間」は、その名の通り和傘を使ったユニークなデザインの障子で知られています。

襖には銀箔の無地背景に、道中傘の紙が繊細に貼り込まれており、日本の伝統美を現代に伝える工夫が施されています。この部屋には、桂小五郎の筆による掛け軸も飾られており、その芸術性と歴史的価値を一層引き立てています。

訪れる人々には、古き良き日本の伝統と革新が融合した空間が印象深く残ることでしょう。

本物の紅葉で型取りをした【紅葉の間】

「紅葉の間」と名付けられたこの二階の座敷は、その壁装飾が特徴的です。

ここでは実際の紅葉を壁に塗り込み、乾燥させた後にその葉を取り除く技法で、自然の形をそのまま壁に残しています。その後、顔料を用いて細やかに着色され、季節の美しさを室内に持ち込んでいます。

この部屋は、日本の秋の風情を感じさせる、非常にユニークで芸術的な空間となっており、訪れた人々に深い感銘を与えるでしょう。

輪違屋に行った方の感想

実際に輪違屋に行った方の感想を紹介します。

輪違屋は一般にはほとんど公開されないため、訪れることができた人々からは特別な体験として非常に高く評価されています。

特に新選組や幕末に興味を持つ人々にとって、この場所は過去へのタイムスリップのような体験を提供してくれると評判のようです。

関連記事:【京都】新選組のおすすめ観光スポット8選!実際に行った感想も!

輪違屋にお得に行く方法とは?

車で行く場合の駐車場はどうしたらいい?

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事前に駐車場の用意をしておいて、心置きなく輪違屋を楽しみましょう!

遠方から行くなら宿泊するのがおすすめ!

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京都には、輪違屋以外にも新選組の史跡がたくさんあります。
ぜひゆっくりと堪能してみてくださいね!

まとめ

輪違屋

輪違屋はその歴史と美学で訪れる人々を魅了し続けています。

この場所は新選組との繋がりや、伝統的な日本建築の美しさにより、特に歴史愛好家や文化に興味のある旅行者にとっては見逃せないスポットです。公開される機会は限られているものの、訪れることができれば、その貴重な経験は長く記憶に残ることでしょう。

輪違屋の見学は、幕末の息吹を感じることができる、まさに特別な時間となるはずです。また公開される機会があったら、見逃さずぜひ足を運んでみてください。

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